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フリーローンの金利は、借入金額が同じであっても人によって異なるケースがあります。しかし、実際にどのように決まるのかを把握しきれていないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、金利が決まる仕組みや審査で重視されるポイントを詳しく解説します。カードローンとの違いも比較していくため、最適なカードローン選びの参考にしてみてください。
Contents
ここでは、フリーローンの基本についてみていきましょう。
フリーローンは、金融機関が提供している借入金の用途が原則自由となっているローン商品です。住宅や教育、自動車などのローンと異なり、幅広い目的で利用できるという特徴があります。
また、契約後は望んだ金額が一括で振り込まれます。そのため、まとまった金額が必要な場合にも活用できるといえるでしょう。返済期間や回数、金利などの要件も契約時に決定されます。
フリーローンの使い道についてさらに詳しく知りたい方は、次の記事もご覧ください。
内部リンク:フリーローン使い道に嘘をついたらペナルティを受ける?理由や資金用途を紹介
フリーローンとカードローンの基本的な違いは、次のとおりです。
フリーローン | カードローン | |
借入金の用途 | 原則自由 | 原則自由 |
追加借入 |
別に申込が必要 | 限度額の範囲内であれば繰り返し借入可能 |
返済期間 | 期間が決まっている | 期間は定められていない |
申込から借入までの時間 | 借入までやや時間がかかる | フリーローンよりも早く借りられる傾向にある |
専用カードの発行 | 無し | 有り(カードレスタイプの場合もある) |
借入金の用途に関してはどちらも原則自由です。しかし、返済期間や借入までの期間といった異なる点を把握しながら利用を検討することが重要です。
フリーローンとカードローンの違いについて詳しく知りたい方は、次の記事もご覧ください。
内部リンク:カードローンとフリーローンは何が違う?特徴や活用ケースを紹介
ここでは、フリーローンの金利が決まる3つの重要要素をみていきます。
信用情報の中でも金利の決定に影響しやすい項目は、以下のとおりです。
●申込者の年収
●勤務先
●他の借入状況
リスクがないと判断されれば、低い金利に設定される傾向です。ただし、信用情報の信用度が低ければ、高い金利が設定されやすくなる点は知っておきましょう。
金利の上限は利息制限法で定められており、元本の金額が大きくなるほど以下のように上限金額は低くなります。
●元本が10万円未満であれば20%
●10~100万円未満であれば18%
●100万円以上の借入の場合は15%
借入希望額で上限金利が変わることは把握しておきましょう。
上限金利は利息制限法により定められているものの、フリーローンの金利は提供している金融機関によって異なります。そのため、利用を検討する場合、複数の金融機関を比較して検討するようにしましょう。
申し込む商品によっても金利が異なるため、使用目的を明確にしておくことも大切です。
ここでは、フリーローンの金利を低く抑えるための4つのポイントをみていきましょう。
クレジットヒストリーとは、クレジットカードやローン、分割払いなどの利用履歴を指す言葉です。金融機関が加盟する信用情報機関に情報が記録されており、加盟企業に共有されています。
クレジットヒストリーは各金融機関がローンの申し込みがあった際、審査の一環として確認するため、審査に直接影響する情報の一つとなっています。
支払いや返済を遅滞せず適切に利用している状態であれば、良好なクレジットヒストリーと判断されるでしょう。
借入額に応じて、ほとんどの金融機関では金利の幅が決まっています。そのため、自分が借りたい金額を必要最低限にしつつ、商品ごとの借入額に応じた金利幅を把握しておくことが重要です。
金融機関によっては、通常金利より低い金利が適用されるキャンペーンを実施しているケースがあります。しかし、適用を受けるためには、利用実績や返済遅延がないといった条件があるため、申込前に確認しましょう。
金融機関によって基準となる金利は異なります。そのため、複数の金融機関を比較検討し、金利の低いところを選ぶことで金利を低く抑えられます。
加えて、取引のある銀行と取引のない銀行では、同じ性質の商品であっても金利に差が生じるケースも少なくありません。そのため、優遇制度なども含めて複数の金融機関と商品を比較することが重要です。
ここでは、フリーローンを利用するメリットをみていきましょう。
フリーローンはカードローンよりも金利が低い傾向にあります。回収できないリスクが低く、追加借り入れも不可能であるためです。
また、消費者金融の無担保ローンなどと比較しても、金利が低めに設定されている点はメリットといえるでしょう。
一括借入であるため、返済計画が立てやすい点はメリットの一つです。加えて、借入時にシミュレーションを実施できるケースも多いため、返済額も事前に把握できます。
フリーローンでも高額の借入が可能です。上限金額は金融機関によって異なるものの、300~1,000万円といった高額借入に対応しているケースもあります。
ここでは、フリーローンを利用するデメリットをみていきましょう。
フリーローンの借入は1回のみであるため、追加の借入には新たに審査を受けたうえで別の契約を締結しなおす必要があります。すぐに追加で借りたい方にはデメリットだといえるでしょう。
フリーローンは、申込から融資が実行されるまで 、1週間から2週間程度の時間がかかる傾向です。そのため、できるだけ早くお金が必要な場合には適していません。
フリーローンは、最長の返済期間が決まっているため、返済を継続できるかを判断することが重要です。返済が滞った場合、自己破産や滞納などの金融事故に直結するため、自分の収支状況に適した返済計画を立てることが重要です。
目的別にフリーローンとカードローンのどちらを選べばよいかみていきましょう。
引っ越しや結婚費用などはまとまった資金が必要になります。そのため、1回でまとまった額を借入できるフリーローンを選びましょう。
急な出費や少額の借入であれば、早く融資を受けやすい傾向にあるカードローンが適しています。いつでも借入できるため、突然の出費にも対応可能です。
フリーローンは借入時の用途が原則自由で利用しやすいローンです。金利が決まる要素や金利を抑えるためのポイントを理解することでお得に利用しやすくなります。
まとまった資金が必要な場合は、メリット・デメリットを把握しつつ、利用を検討してみましょう。
参考URL
フリーローンの金利はどんな決め方をしている?押さえておきたい利息の計算方法まで紹介|宮崎太陽銀行
フリーローンとは?カードローンとの違いやメリット、注意点を解説 | みずほ銀行
ローンの適用金利はどうやって決まる? | 住まいとお金の知恵袋
カードローンの金利を下げる方法とは|金利の決まり方や負担を抑える方法を解説 | みんなのモビット | カードローン・消費者金融・キャッシングの情報プラットフォーム
フリーローンとは?審査や金利、借り換え、カードローンとの違い|ローンノート