運転資金の必要性

運転資金の必要性

運転資金は、事業を続けていくために常時必要になる資金のひとつです。運転資金は会社を経営する際に、具体的にどのような役割を果たす資金なのでしょうか。

以下では、運転資金の必要性と、運転資金を準備する方法についてご紹介します。

 

はじめに

運転資金の本質を理解するためには、以下の3種類の会計用語を理解する必要があります。

 

・売上債権

売上債権とは、製品を売り上げたときに相手から現金を受け取らず、後日に売上代金を入金してもらう権利です。主な売上債権には、売掛金や受取手形があげられます。相手側の財務状況によって、決められた売上債権回収日に現金を手に入れることができない場合があります。

 

・棚卸資産

棚卸資産とは、会社が将来販売するために保有している製品です。在庫とも呼ばれます。主な棚卸資産には、製品や仕掛品、原材料などがあげられます。

 

・仕入債務

仕入債務とは、材料を仕入れたときに相手に現金を支払わず、後日に仕入代金を支払う債務です。主な仕入債務には、買掛金や支払手形があげられます。

 

運転資金の必要性

運転資金は、売上債権を回収できなかったときに既に支払った仕入債務分の金額を補うために必要になる資金です。例えば、1,000万円の仕入債務を支払い、1,200万円の売上債権を回収できない場合は、仕入債務の支出額(1,000万円)を売上債権の回収額(1,200万円)で補うことができません。このままの状態で次期を迎えてしまうと会社経営に支障がでる可能性が高いため、仕入債務の支出額を売上債権の回収までの間一時的に補うための資金が必要になります。これが、運転資金の役割です。

 

事業を続けるために必要な運転資金の金額を算出するためには、以下の計算式が用いられます。

 

【運転資金=売上債権+棚卸資産-仕入債務】

 

この計算式から、売上額が大きくなるとその分、運転資金額も大きくなることが分かります。そのため、どんなに経営が安定した企業にとっても、運転資金は経営をする上で必要不可欠な資金であるといえます。

 

運転資金を準備するために利用できるビジネスローン

運転資金を自社で準備することができない企業は、金融機関が提供している事業融資を受けて運転資金に充てることができます。事業融資はビジネスローンと呼ばれており、事業目的のためだけに使用することができる融資です。運転資金以外にも、設備投資や従業員の給与の支払いにも充てることができます。なお、通常であれば融資されたお金を個人目的のために使用することはできないため、その場合にはクレジットカードのキャッシングやカードローンを利用する必要があります。

ビジネスローンを利用するためには、融資を希望する金融機関に申し込みをして審査を受ける必要があります。融資の申込時には、本人確認書類だけでなく、会社謄本や数期分の決算書、収入証明書類などの書類が必要です。融資を受ける機関によっては、審査の申し込みをした当日に審査が終了することもあります。その日のうちに融資を受けられることもあるため、融資を受ける機関に問い合わせることが大切です。

ビジネスローンの貸付額は金融機関によって異なっており、300万を限度として貸し付けする機関もあれば、1億円まで貸し付けすることができる機関もあります。相談次第では1億円を超える融資に対応する機関もあります。

融資金の返済には、元利均等方式での支払いや元金一括払い、ボーナス併用返済などを選択することができます。金融機関によって取り扱っている返済方式は異なるため、融資を受ける前に必ず確認することが大切です。

 

運転資金を確保することができなければ、経営している会社が倒産する恐れもあります。上手にビジネスローンを活用して、運転資金の確保に努めましょう。

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