資金用途について

資金用途について

資金用途とは、ローンで借り入れたお金の使いみちのことであり、資金使途とも呼ばれています。申し込んだローンの種類によっては、債務者が借り入れたお金を資金用途以外に使用することができない場合があります。もしもそのようなローンで借り入れたお金を資金用途以外に使用してしまったならば、ローンを借り入れた機関から何らかのペナルティを受けることがあるため注意が必要です。

以下では、借入金を自由に使用することができるフリーローンと、資金用途以外に借入金を使用することができない目的別ローンについてご紹介します。

 

フリーローンと目的別ローン

フリーローンはカードローンの一種であり、借入金の使用目的が限定されていないローンです。そのため、フリーローンによって借り入れたお金は、旅行や引っ越し、家賃の支払いなど日常生活でお金が必要になった際に自由に使用することができます。ただし、個人に対して貸し出すローンであるため、事業目的のために借入金を使用することは禁止されています。主なフリーローンには、銀行や金融機関が提供しているカードローンや、クレジットカードのキャッシングなどがあげられます。

 

フリーローンに対して目的別ローンとは、借入金の使用目的が限定されているローンです。例えば、住宅ローンに申し込んで借り入れたお金は、日常生活でお金が必要になった際に使用することはできません。

目的別ローンでお金を借り入れる場合には、年収や資金用途の確認などの審査を受ける必要があります。審査時に申告した資金用途に反する借入金の使いみちをした場合には、貸し出した金額の全額返済を求められることもあるため注意が必要です。

 

目的別ローンの種類

目的別ローンには、借入金の使いみちに応じていくつかの種類があります。以下では、代表的な4種類をご紹介します。

 

・住宅ローン

宅地を取得したり、住宅を新改築したりするための資金を借り入れるためのローンです。地方自治体などが貸し出す「公的融資」、銀行や民間金融機関が貸し出す「民間融資」、そして住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して貸し出す「フラット35」といった種類があります。

申込者は購入する宅地や家屋、もしくは改築する家屋を担保にして(抵当権の設定)、住宅ローンの融資を受ける必要があります。これはもしも債務者がローンを返済することが不可能になった場合に、ローンを貸し出した機関がその宅地や家屋を競売にかけて借入金を回収することがあるためです。

 

・事業者ローン

起業資金や設備資金、運転資金など事業運営のために必要な資金を借り入れるためのローンです。個人目的のために借入金を使用することは禁止されています。個人事業主はその線引きが難しいため、借入金の使いみちには注意が必要です。

 

・教育ローン

教育費や学費、資格取得などに費やすための資金を借り入れるためのローンです。日本政策金融公庫が貸し出す「国の教育ローン」と、銀行や民間金融機関が貸し出す「民間の教育ローン」の2種類があります。審査の厳しさや貸出金利は貸し出す機関によって異なるため、ローンを申し込む前に入念に調べることが大切です。

 

・自動車ローン

自動車の購入費や車検費、修繕費のために借り入れるためのローンです。「オートローン」や「マイカーローン」と呼ばれることもあります。他にも、自動車免許を取得するための費用としても使用することができます。

 

資金用途が限定されていないフリーローンと異なり、目的別ローンは資金用途が限定されています。

目的別ローンの借入金は、「この人ならお金を貸しても大丈夫だろう」と機関が信頼をした証しです。その信頼に応えられるよう、ローンの資金用途を遵守してお金を使用することが大切です。

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