運転資金の借入ポイント

会社を経営するにおいて運転資金は大事なお金です。しかし、経営状況によっては運転資金を用意できないこともあります。そんな時は、必要な運転資金分の融資を受けることになります。ただし、事業の運転資金として融資を受けるときはいくつかのポイントを押さえておかないと審査に通らない可能性があります。
そこで今回は、運転資金の借入ポイントをご紹介します。

 

運転資金を借り入れたいときに押さえておくポイント

運転資金は、事業にとって欠かせません。そのため、資金を用意できなければ金融機関に借り入れして用意する必要があります。しかし、ただ単に「運転資金が不足しているから借り入れたい」と伝えても、金融機関から融資を受けることはできません。なぜなら、運転資金が不足している要因が明確ではないため、金融機関の審査担当者が納得できないからです。審査担当者を納得させるポイントとしては、以下のようなものが考えられます。

 

・運転資金の借入が必要になった要因

運転資金には、大きく分けて「経常運転資金」・「増加運転資金」・「減少運転資金」・「季節運転資金」・「設備未払金決済運転資金」の5種類に分かれます。自社で不足している運転資金はどれに該当するのかを把握し、借入が必要になった要因をまとめる必要があります。

 

・いくら借入が必要なのか明確にする

運転資金を借り入れするときは、必要になった理由と必要な金額を明確にしなければなりません。金額を明確にする計算方法には、在高方式があります。在高方式とは、建築業を除いた一般的な業種の運転資金を計算する際に使われることが多い方法です。
例として、とある商社・A社のケースを考えます。A社の決算時点での売掛金は300万円で、商品在庫(棚卸資産)が500万円、買掛金が200万円です。手形取引なしで想定した計算式は、以下の通りです。

「売掛金300万円+商品在庫(棚卸資産)500万円-買掛金200万円=運転資金600万円」

この計算から、600万円の現金預金があれば無理なく経営できることが分かります。しかし、600万円の現金預金がない場合は、金融機関から融資を受ける必要があります。
即金入金中心の事業だと、必要な運転資金が少なくなることがあります。極端に少ない金額、またはマイナスの数字が出ると「運転資金を必要としていない」と考えられて審査が通りにくくなるので注意が必要です。

 

・いつまでに借入が必要か明確にする

運転資金を借入するには、いつまでに借入れたいのか明確にする必要があります。資金の使いみちが明確になっていれば、はっきりした借入希望日を伝えることができます。例えば、「売上アップのために◯月◯日発売の新商品に必要な500万円を○月◯日までに仕入れたいので、それまでに借入れたい」など具体的に説明することができます。

 

・返済期間の計画

運転資金の借入を希望する際は、使い道によって返済計画を立てなければいけません。使い道が従業員に支払う賞与などの「季節運転資金」の場合、6カ月払いや12カ月払いで返済計画を立てると次回の融資などを考慮して借入できます。売上に繋げるための運転資金の借入の場合、今後の融資を考えて計画的に残高を減らせるようにしなければいけません。最長の返済期間で計画すると新しく融資を受けることが難しくなるので、「後に借入する可能性があるかもしれない」との考えを持って返済計画を立てるようにしましょう。

 
 

「必要になった理由」「必要な金額」「借り入れ希望日」「返済期間の設定」の4つのポイントを押さえておくことで、金融機関になぜ運転資金の借り入れが必要なのか明確に伝えやすくなり、審査が通りやすくなります。事業において必要な運転資金のことなので、借り入れポイントを押さえておきましょう。

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