固定金利の長所や短所とは?種類ごとの特徴や利用すべき人を解説

固定金利の長所や短所とは?種類ごとの特徴や利用すべき人を解説

固定金利は、市場金利がいくら変動しても常に一定の利率が適用されます。しかし、長所や短所が分かりづらいといった声も少なくありません。今回は、固定金利の特徴や種類、長所や短所について詳しくみていきましょう。金利を選択する際の参考にしてみてください。

固定金利とは

固定金利とは、ローンの契約時に定めた期間内で、金利が一定となることを意味します。市場の金利水準がいくら変動した場合でも、常に一定の利率が適用されるため、変動しません。

固定金利の種類

固定金利の種類は大きく分けて2つです。

・当初固定金利

金利見直しまでの年数は1~20年程度です。期間が短いほど、金利が低く設定されます。定めた期間の終了後は、原則として変動金利となるのが一般的です。しかし、金融機関によっては、希望する固定金利期間を選びなおせます。

変動金利に変更された場合の注意点は、10年以上など長い期間を選んだ場合、市場金利の状況によって、適用金利が変動する可能性があります。また、固定金利終了後に再度固定金利を選択すると、返済額の上限が125%までに留められる125%ルールが適用されません。

例えば、6万円を返済する場合、125%ルールが適用されると上限は8万円です。しかし、125%ルールが適用されない場合、金利の変動により、返済額が8万円を超えて大幅に上昇する可能性があります。

・長期固定金利

契約から完済まで一定の金利で返済します。完済まで金利変動のリスクがないため、毎月返済するお金は一定です。出費額も想定できるため、子供の教育費や老後に向けた資金の積み立てをしている人でも利用しやすいといえます。

固定金利の長所と短所

固定金利の長所と短所は以下の通りです。

・金利が変化せず、返済計画を立てやすい

当初固定金利では契約時に定めた期間、長期固定金利は返済完了まで金利が変わりません。毎月の返済金額を一定にできるため、返済・貯蓄計画を立てやすいといえます。

・金利低下の恩恵が受けられず、金利が変動金利よりも高い

固定金利では定められた期間や金利タイプを変更できないのが一般的です。そのため、市場金利の変動により、金利が減少してもその恩恵を受けられません。

また、当初固定金利を利用した際、契約時に定めた期間が終了したとします。改めて固定金利を選択した場合に、適用金利が上昇すると家計の負担が増加する点に注意が必要です。

元々の金利が変動金利よりも高い点を理解しておきましょう。

固定金利の利用をおすすめできる人

金利が高くなると考える場合、固定金利がおすすめです。

また、変動金利では、金利がどのように変化したのか確認する必要があります。金利の確認が面倒だと感じるのであれば、固定金利を選択し、金利チェックの手間を省きましょう。

子供の養育費や教育費などで支出が数年~十数年継続する場合、支出の予定を立てるのは簡単ではありません。固定金利にすると毎月の返済額などが確定するため、返済計画などをしっかりと立てられます。

例えば、新婚などでこれから将来に向けてお金を貯めていきたい、子供が生まれた際に奥さんが専業主婦になるケースであれば、契約から返済完了まで固定金利を利用しましょう。

タイプごとに長所や短所があるため、どのタイプにするか迷う場合、金融機関のサイト内の返済シミュレーションなどを活用することをおすすめします。また、住宅ローン専用窓口のある金融機関で相談するのも有効です。

仕事が忙しいなどの理由で平日時間が取れない人は、テレビ電話相談や休日相談を受け付けている金融機関を利用しましょう。