不動産担保を使って運転資金を確保

不動産担保を使って運転資金を確保。

企業の事業運営において最も大切なことは、事業活動をストップさせることなく継続させることです。何らかのアクシデントが起きた際にも資金不足という事態にはならないようにするため、安定した運営資金を確保し続けることが必要です。そのために有効な不動産担保ローンについて、具体的な事例を交えてご紹介します。

 

不動産担保ローンとは

不動産担保ローンとは、自宅や土地、会社で所有しているマンションなどの不動産を担保として借り入れをすることができるローンです。

不動産担保ローンの特徴として、不動産が担保となっているため、担保なしのローンと比べて金利が低めということ、そして利用目的を限定することなく活用できるということがあげられます。また、借り入れの上限額も高く、高額融資を受けやすいローンでもあります。担保にする不動産にもよりますが、例えば事業者向けの不動産担保ローンにおいては、場合によっては数億円単位の融資も受けることが可能なのです。

こうした特徴から、個人でも会社でも、一時的にまとまった金額を借り入れするための「つなぎ融資」として活用されるケースが多く見られます。その他にも資金使途は借り入れする人の自由なので、相続税などの税金資金としたり、開業する人の設備投資の資金とするなど、さまざまな場面で活用されています。

 

不動産担保ローンのメリット・デメリット

メリットとしては、前述した通り低金利であること、高額融資が可能、資金使途が自由という点の他に、長期借り入れがしやすい点もあげられます。融資金額が高額なことに伴って融資期間も長くなり、それによって毎月の返済額も減ります。負担なく月々の返済ができるので、企業はもちろん個人事業などにおいても、安定した運営のために活用することができます。

とはいえ、不動産担保ローンにはメリットしかないということではもちろんありません。低金利で融資期間が長いからこそのデメリットは、返済期間もまた長いということです。

 

不動産担保ローンの活用事例

以上を踏まえて、不動産担保ローンの実際の活用事例を見てみましょう。

 

◇本人名義の不動産がなくても、飲食店の運転資金を確保できた

Aさんは個人でカフェを経営しています。開店当初から地元のファンが多い店でしたが、さらなる集客に向けて店舗の改装と宣伝活動の拡大を行うことにしました。

そのためには500万円の改装資金と運転資金が必要になり、長期返済が可能な不動産担保ローンを利用し調達したいと考えました。Aさん自身は不動産を所有していませんでしたが、Aさんの親が所有しているマンションを担保としてもらい、連帯保証をしてもらうことで無事に審査が通り、融資を受けることができました。

返済期間は15年のプランで融資実行となったため、月々の返済額は7万円以下。個人の経営者であっても大きな負担になることのない借り入れで、改装も理想的な結果となりました。

 

◇新規事業設立時にも長期融資を受けることができた

ウェブデザイナーのBさんは、会社を退職し友人と会社を設立することにしました。

事業に必要な機材や備品などをそろえるため、また宣伝を行うためにもまとまった資金が必要でしたが、銀行に融資を申し込んだところ、事業実績がないので短期の融資にしか応じられないという回答でした。

長期返済を希望していたため、Bさんは自宅マンションを担保に不動産担保ローンを利用することにしました。不動産の価値に加え、事業計画や返済計画なども判断材料となり、返済期間20年で希望どおりの融資を受けることができました。

 

不動産担保ローンの大きなメリットのひとつは、入金スピードの速さです。融資可能であればすぐに実行してもらえます。今回ご紹介した事例のように、緊急で資金調達が必要となった際には有効な手段といえるでしょう。

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