年金生活者でも借入ができる?不動産担保ローンとはどのようなもの

年金生活を行っている方の中でも、お金を必要とされる方は少なくありません。そうした状況の中で、不動産担保ローンでお金を借りようと検討している方も少なくないでしょう。今回は、年金生活者の方でも不動産担保ローンが借りられるかを説明し、利用する際のデメリット、リバースモーゲージについて説明します。

■年金生活者でも不動産担保ローンでお金は借りられる

年金生活者の方でも不動産担保ローンが利用できるのか解説します。

・担保となる不動産があればお金は借りられる

無職で年金収入だけの場合でも、担保となる不動産があれば、お金を借りられる可能性は高いです。しかし、自宅を担保にした場合は総量規制の対象となり、年収の3分の1までの借入に制限されるため、借入できる金額は低めです。しかし、土地を担保にお金を借りる場合、年収の3分の1以上借りられるケースもあります。

・不動産担保ローンの主なメリット 不動産担保ローンは無担保ローンとは異なり、確実な担保があるため、高額な融資を受けられるメリットがあります。また、担保があることによって、無担保ローンなどと比べ低金利での借入が可能です。

また、返済期間を10年以上など長期に設定できるので、月々の返済金額を軽減し、余裕を持った返済を行うことができるなどさまざまメリットがあります。

■不動産担保ローンのデメリット

さまざまメリットがある一方、不動産担保ローンにはデメリットがあります。

・利用時に諸費用がかかる

不動産担保ローンでは金融機関が不動産を担保するために、「事務手数料」、「抵当権、根抵当権の登記費用」、「不動産鑑定費用」などの費用を負担する必要があります。

・中途解約時には違約金が発生

不動産担保ローンを中途解約した際に、融資条件などによっては違約金が発生します。金額については、金融機関によって異なるものの借入残高の数%は請求されることになるでしょう。

・返済不能時には担保を失う

借入時の契約通りに返済を続けていれば、担保を失うことはありません。しかし、返済が滞った場合、自宅や土地などの担保としていた不動産を失う可能性があります。

■自宅を担保にしたリバースモーゲージも利用できる

自宅を担保に借入を行う不動産担保ローンの一種である、リバースモーゲージについて解説します。

・リバースモーゲージの特徴とは

リバースモーゲージ型は、持ち家を担保としたローンの一つとなります。持ち家を手放さずに、持ち家の資産価値を活かしお金を借りることが可能です。借入したお金は年金の形で受け取ります。

リバースモーゲージの特徴は以下の通りです。

・自宅を手放すことがなく、借入後も自宅に住むことができる

・毎月の支払いは利息のみであるため、支出を減らせる

・元本の返済は死亡した際に、自宅の売却または現金一括のどちらかを選択できる

・利用可能額の範囲内であれば、必要な時に借入が可能

こうした特徴があるため、年金生活者の中には、リバースモーゲージで借入を行う方もいます。

・不動産担保ローンとの違いと注意点

どちらも自宅などの不動産を担保としていることは共通しています。

しかし、リバースモーゲージは融資上限が設定されており、その上限まで徐々に融資を受け借入期間は金利分のみを支払うのが通常であり、死亡時に一括で返済します。

それに対して、不動産担保ローンは一般的に一括で融資を受け、元本と金利を月々支払います。返済を問題なく終えれば、不動産は売却されません。

こうした違いから、リバースモーゲージを利用する際には、以下の注意点があります。

・金利が上がった場合、毎月の返済額が増える。

・借入残高が担保の評価額を上回った場合、融資の減額や打ち切りの可能性がある。

年金生活者の方でリバースモーゲージを検討する場合は、注意点についても考慮しておきましょう。

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