入学時に必要な資金。借入で負担を軽減。

大学の入学資金や授業料、困ったときは借入やローンで負担を軽減。

大学入学時には、かなりのまとまった額の資金が必要になります。4年もしくはそれ以上続く大学生活の中で、特に資金が必要なのが入学時です。今回は、大学入学時にどんな資金が必要になるのかをご紹介します。

大学入学時に必要な資金とは

◇入学金や授業料

大学に進学するにあたり、初年度は入学金の納入が必要となります。入学金は大学によっても、文系か理系かによっても変わってきますが、25万円~30万円であるケースが多いようです。

この他、授業料に加えて、大学の設備を利用するという名目で費用がかかることがあります。研究室などを有する理系や医学系では高い傾向があり、20万円近くかかることもあります。

◇教材などにかかる費用

講義の際には、教授が指定したテキストを使用します。大抵はその教授が著者となって出版している本を購入しますが、数冊書籍を指定されることもあります。一般的に販売されている本に比べて、大学で使用する書籍は高額で、一冊数千円することもめずらしくありません。

また、語学であればテキストの他に辞書が必要となりますが、これらの教材にかかる費用もみておく必要があります。

◇遠方に進学する場合は引っ越し費用
大学が遠方にあり自宅から通えない場合には、進学にあたって引っ越す必要があります。大学の寮に入ることができれば賃料などは格安で利用できますが、多くの場合はワンルームのマンションなどを賃貸して引っ越すことになります。その場合、敷金や礼金、引っ越し費用などの諸費用がかかります。また、引っ越し費用に加えて家具や家電をそろえる必要があるため、かなりまとまった費用が必要になります。

◇お祝い返し

意外に抜けがちなのが、入学祝いへのお祝い返しです。大学進学はひとつの大きな区切りともいえる上、これから成人を迎えることもあり、小学校や中学校への入学祝いよりも多くいただくこともあります。それに応じて、お祝い返しもある程度の予算をみておく必要があるでしょう。

必要な資金をどこから賄うか

入学時には、ざっとみてもこれだけ大きな資金が必要になります。遠方に進学して下宿、理系などの条件が重なれば、一般的な資金額よりも必要となる額が高くなることもあります。では、これらの資金はどこから賄えばよいのでしょうか。

◇学資保険

学資保険に加入していて、大学進学時を満期に設定しているのなら、学資保険の資金を充てることができます。大学進学後に毎年返戻金を受け取れる設定にしている人もいるかもしれませんが、学資保険からの資金はかなり入学資金の助けになるものです。ただ、学資保険からの返戻金だけでは入学資金を賄えないケースが多いのも事実です。

◇自己資金

学資保険がない場合には、自己資金から入学資金を捻出することになります。学資保険には加入していないものの、積立貯金を続けて入学時に備えてきたという方も多いかもしれません。

◇借入金

一方で、なかなかまとまった貯蓄ができないまま子どもの入学を迎えるケースも少なくありません。そんなときに役立つのが学資ローンなどの借入金です。目的別ローンにしておけば、フリーローンなどに比べて年利が低いため、利用しやすいケースも多いもの。他にも、奨学金を借り入れるという方法もあります。

学資ローンであれば返済者は両親となりますが、奨学金の場合は子の名前で借り、子が返済するというスタイルが一般的です。また、ローンによっては使途が限定されていることもあります。目的や特徴をよく理解して利用しましょう。

かなり大きな資金が必要となる大学入学のタイミング。学資保険や貯蓄で賄うことができればそれに越したことはありません。入学時までになかなかまとまった資金が作れなかったというかには、学資ローンなどの借入金も選択肢のひとつです。

奨学金は意外と大変

奨学金は複数の種類があるだけでなく、それぞれ返済期間や借入額が決まっています。詳しくみていきましょう。

・奨学金の種類

奨学金の種類としては次のようなものがあります。

・日本学生支援機構

日本で最も利用者の多い奨学金です。無利子で借りることができる「第一種」、最大3%の利子付きの「第二種」があります。融資額に関しては、月額3万円・5万円・8万円・10万円・12万円の中から選択が可能です。

他にも、第一種もしくは第二種奨学金利用者がさらに追加で申し込める「入学時特別増額貸与奨学金」も利用できます。入学時特別増額貸与奨学金は、入学初年度に限られるものの最大50万円まで貸与を受けられます。ただし、成績などの条件を満たしていないと利用できない点に注意が必要です。

・地方自治体

各都道府県が独自に設けている奨学金で、融資額は月2万円~5万円程度です。採用人数は若干名となっており、それぞれの条件を把握しておく必要があります。

・大学

私立大学を中心に設けられている奨学金です。授業料の減額や免除などを受けることができるものの、基本的には成績優秀者が対象となります。

奨学金には返済義務のある貸与型、返済が不要な給付型があるため、利用を検討する場合には、どちらであるのかよく確認しましょう。


・奨学金の返済期間(目安)

奨学金の返済期間の目安としては、大学4年間で借りた場合、月々1万台~3万円台の返済が13年~20年程度続くことになります。ただし、奨学金の貸与終了後であれば、繰り上げ返済が利用でき、繰り上げた分の返済期間の短縮が可能です。繰り上げ返済を行わない場合、長期間の支払いが必要です。

大学入学資金に困ったときの対処法

大学入学金を大学が指定する期日までに支払えない場合、合格が取り消しとなります。そのため、入学資金を用意するのが難しい場合、奨学金で支払おうと考えている方もいるでしょう。しかし、奨学金の給付は入学金納入の期日に間に合わないため、別の手段で用意しなければなりません。

入学金をすぐに用意できない場合は、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」の利用を検討しましょう。世帯年収の制限など所定の条件があるものの、無担保・固定金利で最大350万円まで借りることができます。もし、国の教育ローンの審査に通らない場合であれば、銀行や信用金庫などの民間の教育ローンを検討しましょう。

20歳未満の児童を扶養している父子家庭や母子家庭であれば、「母子父子寡婦福祉資金貸付金」を利用できることがあります。この制度では、入学金に利用できるものとして、「就学支度資金」があります。国公立大学で最大38万円、私立大学では最大59万円まで借りることが可能です。

無利子で返済期間も20年以内と長いものの、地方公共団体を通して貸し付けが行われるため、審査から給付までにある程度時間がかかります。

教育ローンなども融資までの時間がかかる点は注意が必要です。入学金の支払いまで時間がない場合は、審査が受けやすく、融資までのスピードが早い消費者金融からの借入やローンの利用を検討しましょう。

まとめ

大学に進学する場合には、入学金だけでなく授業料などさまざまな費用が必要になってくるため、経済的に大きな負担がかかります。少しでも負担を軽減するためにも、奨学金などを利用しましょう。

また、大学入学資金が不足している場合、公的機関や民間の教育ローン、地方公共団体などの制度の利用を検討できます。もし、時間的に余裕がなければ、消費者金融などからの借入も有効な手段となります。学費にお困りの場合、まずはご相談ください。