不動産担保ローンの借り換えで金利が軽減?メリットや注意点も紹介

不動産担保ローンの借り換えで金利が軽減?メリットや注意点も紹介

不動産担保ローンに関して、他のローンのように借り換えは難しいというイメージを持つ方は多いのではないでしょうか。しかし、不動産担保ローンでも借り換えは可能であり、金利を軽減できるなど返済負担を抑えられる場合もあります。

今回は、不動産担保ローンの借り換えを検討するタイミング、メリットや注意点をみていきましょう。

不動産担保ローンの借り換えとは

不動産担保ローンの借り換えは、新たに不動産担保ローンを借りて現在支払っているローンを完済し、新しく借りたローンの返済を行っていくことを意味します。ローンの借り換えによって、返済負担を軽減できるなどさまざまなメリットを得られます。

不動産担保ローンの借り換えを検討するタイミング

不動産担保ローンの借り換えを検討するタイミングについて、詳しくみていきましょう。金利による返済負担の軽減を含め、金銭的なメリットがある場合に検討されるケースが多くなっています。

金利による返済負担を減らしたい

「借り入れの際の固定金利にしたら低金利になった」「変動金利にしたら金利が上昇してしまった」など、金利が返済の負担となっているケースもあるでしょう。そういった場合は、借り換えを行うことで現在のローンよりも金利を下げ、返済負担を軽くできます。

 返済期限が近づいているが返済が難しい

ローンの返済期限が差し迫ったものの、延長に対応してもらえない場合は不動産担保ローンでの借り換えを検討しましょう。借り換えを行ったうえで、返済期間を長く設定できれば、余裕を持って返済が可能です。

複数ローンを一つにまとめたい

目的別に複数の金融機関でローンを組んでいる場合、返済計画にばらつきが出るため、支出管理が行いにくくなります。しかし、複数ローンを一つにまとめれば、支出管理をしやすくなることに加え、返済総額を従来の返済計画よりも抑えられる可能性があります。

 現在のローンよりもいい条件で融資を受けたい

現在のローンの金額や金利などの条件に不安がある方もいるでしょう。借り換えを行うことで、より高額なローンを組めるなど現在のローンよりもいい条件で融資を受けられます。

不動産担保ローン借り換えの3つのメリット

不動産担保ローンに借り換えることで、返済額の減額や無理のない返済ができるといったメリットがあります。具体的にみていきましょう。

3つのパターンに分かれる借り換え後のローンの返済額

メリットを分かりやすくするため、3つのパターンに沿って借り換え後のローンの返済額について解説します。

①毎月の返済額と返済総額が減少する

返済期間が長くなることから、毎月の支払金額が少なくなります。また、金利の高いローンから低いローンに借り換えた場合、返済総額を減らすことが可能です。

A社(借り換え先の不動産担保ローンB社(フリーローン)
借入金額500万円500万円
借入金利5%10%
返済期間7年5年
毎月の返済額7万669円10万6,235円
返済総額593万6,206円637万4,079円
※元利均等返済

上記のケースの場合、返済期間を延長したため、毎月の返済額は3万5,566円少なくなります。また、返済総額は、43万7,873円減少しました。

②毎月の返済額は増加するが、返済総額は減少する

乗り換え後も金利の設定が同じだった場合は返済期間を短縮しましょう。そうした場合、毎月の返済額が増加したとしても、返済総額を減らすことが可能です。

A社(借り換え先の不動産担保ローンB社(フリーローン)
借入金額500万円500万円
借入金利5%5%
返済期間10年15年
毎月の返済額5万3,032円3万9,539円
返済総額636万3,879円711万7,082円
※元利均等返済

上記のケースの場合、返済期間を短縮したため、毎月の返済額は1万3,493円増加しています。返済総額は、75万3,203円減少しました。

③返済総額は増加するが、毎月の返済額は減少する

返済期間が長くなった場合は、返済総額が増加するものの、毎月の返済額を減らすことが可能です。

A社(借り換え先の不動産担保ローンB社(フリーローン)
借入金額500万円500万円
借入金利5%5%
返済期間20年10年
毎月の返済額3万2,997円5万3,032円
返済総額791万9,397円636万3,879円
※元利均等返済

上記のケースでは、返済期間を延長したため、毎月の返済額は2万35円減少しました。返済総額は155万5,518円増加しています。

借り換えを行った場合、全く同じ条件にはならないため、自分の状況に合った借り換え先を検討しましょう。

不動産担保ローンを借り換える前に知っておきたい注意点

ここからは、借り換えを行う際には注意点もあるため、詳しくみていきましょう。とくに、費用がかかる点についてはよく相談・シミュレーションしたうえで借り換えを行うことを推奨します。

借り換え手続きに諸費用がかかる

不動産担保ローンの借り換えを行う場合には、金利だけでなく次のような諸費用がかかる点を知っておきましょう。

・事務手数料

・登記費用

・収入印紙代 等

そのため、借り換えを検討する際には、諸費用を支払っても返済額は減少するのか、事前に確認しておくことが重要です。

返済できなかった場合担保である不動産を失う可能性がある

担保にしている不動産に関して、返済が滞って支払いが困難と金融機関が判断した場合、担保にした不動産を売却し、その売却金が返済に充当されます。

金利や返済額が減額できるとは限らない

仮に、月々の支払いに余裕を持たせたいと考え、借入前のローンと金利が変わらず、返済期間が長いローンに借り換えを行った場合、返済期間が長くなるため月々の返済額は減少します。

しかし、返済期間が長くなれば利息の支払いが多くなります。金利が低い金融機関への借り換えは、月々の返済額・返済総額のどちらも減らせる可能性はあるものの、総返済額はどのくらいになるのか明確に把握する必要があるでしょう。

不動産担保ローン借り換える3つのケース

ここでは、不動産担保ローンを借り換える際によくある3つのケースをみていきましょう。

既存の不動産担保ローンから他社の不動産担保ローンに借り換え

不動産担保ローンは、金融機関ごとに担保とする不動産や属性への評価が異なります。そのため、ローンの借り換えを行うことで、金利や返済期間などの条件が改善される場合があります。

借り換えを検討する際には、諸費用などを含めて返済額が減少するか確認しましょう。

既存の無担保ローンから不動産担保ローンに借り換え

カードローンなどの無担保ローンは担保なしで借りられるため、手軽に資金を調達できます。しかし、有担保ローンと比較すると金利が高い傾向にあることに加え、返済期間が短いため、毎月の負担が大きい点がデメリットです。

不動産担保ローンに借り換える場合は、金利を低くできるだけでなく、返済期間を延ばせるため、返済負担を減らせます。

既存の住宅ローンから不動産担保ローンに借り換え

住宅ローンは低金利で融資を受けることができるものの、資金使途は自宅の購入のみです。しかし、不動産担保ローンに借り換えた場合、目的が限定されていないケースもあるため、資金使途の自由度が高くなります。お金を自由に使いたい方にとっては有効な手段だといえるでしょう。

ニチデンの不動産担保ローンは借り換え利用が可能

ニチデンが提供する不動産担保ローンは、実質年率4.8~14.6%と低金利で利用できます。また、最大1億円までの融資が可能なだけでなく、20年の長期返済も可能です。

対象の不動産土地・建物・マンション・収益物件・ビル等、未登記・共有名義分・借地上の建物、第二順位以下も可
利息実質年率/4.8~14.6%(ただし要審査)
遅延損害金年率20.0%
返済期間20年以内(1~240ヶ月)/1~240回
返済方法元金一括払・元利均等払、ボーナス併用返済・元金据置自由返済(要相談)
対応エリア大阪・奈良・和歌山・滋賀・三重・京都・兵庫

ニチデンでは、契約後でも支払い方法やプランの見直しが行えるなど手厚いフォローを受けられます。不動産担保ローンでの借り換えを検討されている方は、ニチデンの利用を検討してみましょう。

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