法人が不動産担保ローンを利用する際のメリット・デメリットとは?

不動産を担保としてお金を借りる不動産担保ローン。担保となる不動産がある法人の場合、資金調達の手段として利用を検討することもあるでしょう。今回は、不動産担保ローンで事業資金が調達できるのかを解説しつつ、利用する際のメリット・デメリットを解説していきます。

 

不動産担保ローンで法人の事業資金は調達できる

 

不動産担保ローンで、法人の事業資金が調達できるのかを解説していきます。

 

・資金の使用用途が比較的自由

法人向け不動産担保ローンで事業資金の調達は可能であり、法人向け不動産担保ローンで得られる資金は使用用途が比較的自由です。事業資金であればどのような用途にも使えるので、状況により資金用途を変えることができます。運転資金、設備資金、納税資金など事業資金であれば自由に利用することができます。

 

・赤字決算でも審査に通る場合がある

赤字決済の状態で、銀行などの金融機関から融資を受けようとしても審査に通るのは困難です。しかし、不動産担保ローンの場合は、赤字決算であったとしても、担保とする不動産に価値があれば審査に通る可能性は十分にあります。

 

法人が不動産担保ローンを利用するメリット

 

法人が不動産担保ローンを利用する場合、以下のようなメリットがあります。

 

・高額な融資を受けられる

不動産担保ローンは、保証付き融資や無担保での融資と比較した場合、所有する不動産の価値が高ければ高いほど、高額の融資を受けることが可能です。法人の場合、事業拡大のタイミングなどで多額の資金がかかるため、高額融資を受けられることは不動産担保ローンを利用する大きなメリットといえるでしょう。

 

・長期での返済が可能

基本的に銀行融資は1年の短期的な融資であり、ビジネスローンも最長5年など長期での返済ができません。そのため、毎月の返済額が大きくなります。不動産担保ローンでは長期の返済ができるので、高額な融資を受けたとしても毎月の返済額を少なくすることが可能です。

 

・ビジネスローンよりも低金利で利用できる

無担保のビジネスローンよりも低金利で利用できます。銀行からの融資や政府系金融機関からの融資より、金利は高くなるものの業績が良くない場合、こういった金融機関の審査に通るのは難しいです。しかし、不動産担保ローンは、業績が良くない場合でも好条件で借り入れができるため、法人が資金調達する際には、有効な手段といえるでしょう。

 

法人が不動産担保ローンを利用するデメリット

法人が不動産担保ローンを利用するデメリットは、以下の通りです。

 

・利息以外にも諸費用が発生する

不動産担保ローンでは利息以外にも、事務手数料、登記費用、印紙代などの諸費用が発生します。借入時に諸費用が発生しない資金調達方法と比較すると大きなデメリットです。

 

・担保にできる不動産が必要

不動産担保ローンで担保にできる不動産は、資産価値があり売却できる不動産となります。そのため、離島などの売却しにくい土地などは担保としての役割を果たすことができません。金融機関に担保としての価値がない不動産と判断されれば、審査に通らないことは覚えておきましょう。

 

・返済できなければ担保を売却する必要がある

不動産担保ローンで事業資金を調達した場合、問題なく返済できれば担保設定が開場されるため、土地や建物を失わずに済みます。しかし、返済が滞ってしまうと担保にした土地や建物は、売却して返済に充当することがあります。