延滞中に中小消費者金融から借りたい!審査のポイントと申込時の注意点を解説

延滞中に中小消費者金融から借りたい!審査のポイントと申込時の注意点を解説

返済が遅れている状況であっても、中小消費者金融からの借入を検討したいというケースは多いのではないでしょうか。実際に、金融機関によっては、融資が可能なケースもあります。

この記事では、延滞中でも審査に通る可能性や申込時に重視されるポイントを解説します。また、安全な業者を見分ける方法、借入以外の解決策も紹介しているため、参考にしてください。

Contents

延滞中にどこからも借りられない理由とは?

ここでは、延滞中に借入ができない理由をみていきましょう。

信用情報機関に事故情報が登録されている

長期延滞をしている場合は、信用情報機関に「金融事故」として登録されます。仮に、借金を返済したとしても5年程度信用情報機関に記録され、審査に悪影響を与えることになります。

どのような金融機関でも信用情報は必ず参照するため、事故情報が登録されている場合は借入が困難となるでしょう。

返済能力がないと判断されてしまう

長期延滞している場合、金融機関は「融資を実施しても延滞される可能性が高い」と判断します。とくに、履歴として長期延滞の記録があれば、「返済能力がない」とみなされやいため、早めの返済が重要です。

大手消費者金融や銀行の審査はまず通らない

大手消費者金融や銀行は、審査が厳しい傾向にあるため、信用情報に事故情報が登録されている状態では審査に通らないといえます。仮に、数万円程度の少額融資であっても審査の通過は厳しく、安定した収入があっても難しいでしょう。

中小消費者金融なら延滞中でも借りられる?

ここでは、中小消費者金融なら延滞中でも借入が行えるのかをみていきましょう。金融機関の中でも審査の仕組みが柔軟なケースが多い点は、特徴の一つです。

中小消費者金融について詳しく知りたい方は、次の記事もご覧ください。
内部リンク:中小消費者金融とは?大手との違いや闇金との見分け方を解説

大手とは違う独自の審査基準の仕組み

中小消費者金融は、大手が実施しているスコアリングに頼らない独自の審査基準を設けているケースがあります。たとえば、申込者ごとの状況や事情を考慮しつつ、必要書類の追加などによって評価されることもあるでしょう。

そのため、大手消費者金融で審査に通らなかった方でも、中小消費者金融では審査に通過できる可能性があります。

現在の収入状況を重視する傾向

信用情報にキズがある場合でも、現在の年収が高額で総量規制の対象内であれば、審査に通過できる可能性はあります。ただし、正社員で安定した収入があるかどうかなどで評価されるのは、大手金融機関と変わりません。そのため、返済リスクは最小限にする必要がある点は知っておきましょう。

過去の延滞より未来の返済意欲を見る

中小消費者金融では過去に延滞していたとしても、現在延滞していなければ審査に通る場合も珍しくありません。たとえば、延滞を解消したうえで、具体的な返済計画や安定した収入が確保できる場合は、審査に通る可能性があるといえるでしょう。

ただし、今後の見通しがつきやすい収入や勤務先に加え、明確な金融機関への説明も重要になってくるため、ヒアリングや面談に備えて自分の資金状況をまとめておくことを推奨します。

審査に通るために重視されるポイント

ここでは、審査に通るために重視されるポイントについてみていきましょう。

延滞期間が 90 日以内であるか

延滞期間が90日を超えると長期延滞として扱われ、信用情報にも最低5年は記録が残ります。審査への悪影響を防ぐためにも、早めに金融機関に相談することが重要です。

場合によっては、分割での支払いや支払い時期の調整も可能です。

延滞している理由を正直に説明できるか

延滞している理由は、正直に話すことが大切です。たとえば、病気や収入減などであれば、状況を考慮してくれる可能性があります。

そのうえで、理由を説明する場合は、嘘や曖昧な理由にせず、遅れてしまった事情に対して今後どのように再発防止を行うかを伝えましょう。

現在の収入が安定しているか

現在の収入が安定している状況であれば、審査を通過できる可能性はあります。しかし、収入が安定していないと判断された場合、審査に通ることはありません。

延滞中に申し込む際の注意点

ここでは、延滞中に申込む際の注意点をみていきましょう。

中小消費者金融の審査に落ちた際に試すべき対処法と注意点について詳しく知りたい方は、次の記事もご覧ください。
内部リンク:中小消費者金融の審査に落ちた…絶望する前に試すべき対処法と注意点

虚偽の申告は絶対にしない

審査に通過したい場合でも、虚偽申告が発覚すれば信用を失い、詐欺とみなされるリスクがあります。審査に落ちる可能性が高まるため、虚偽の申告は避けましょう。

また、必要書類を提出する場合は照合するため、収入や年収に対する虚偽の申告は簡単に見破られるといえます。

同時に複数社へ申込まない(申込ブラック)

信用情報機関に照会した際に同時に複数社へ申込んだ記録が残っている場合、申込者の返済能力に疑問を持たれる可能性が高まります。加えて、申込みから6ヶ月は履歴が保存されるため、申込みのタイミングでは、金融機関の優先順位を検討することが大切です。

希望額は必要最低限にする

借入希望額が多いほど審査が慎重になります。たとえば、年収と比較して、希望額が多いほどお金に困っている印象を与えることになるでしょう。

そのため、資金の用途を明確にしたうえで、最低限必要な金額で申込みを行うことが重要です。無理のない返済計画も立てやすくなります。

危険!闇金ではない正規の中小消費者金融の見分け方

ここでは、正規の中小消費者金融の見分け方についてみていきます。

「審査なし」「ブラックOK」の広告は違法業者

中小消費者金融は貸金業法に基づいて、運営を行っているため、融資の際は審査と在籍確認を実施しています。そのため、審査・在籍確認なし、ブラックOKといった広告は使用しません。

お金を借りたい方にとっては魅力的な言葉ではあるものの、実際に利用すればさまざまなトラブルに巻き込まれるリスクがあるため注意しましょう。

貸金業登録番号が実在するか確認する

貸金業登録番号は、貸金業の営業許可に際して交付される番号です。貸金業登録番号がない貸金業の業者は違法です。悪質なケースでは、存在しない登録番号を記載しているケースもあります。

金融庁のHPで登録番号の検索ができるため、利用する前に実在するかどうか確認しましょう。

法外な金利を要求してこないか

法律に基づいた貸金業者の金利は年間で上限20%と決まっています。対して、闇金では、10日で1割の利息を取るといった法外な金利を要求してきます。

場合によっては、個人情報の悪用などといったリスクも考えられるため、金利や金融庁への登録は必ず確認しましょう。

借入以外の金策や根本的な解決策

ここでは、借入以外の金策や根本的な解決策をみていきましょう。

公的融資制度(緊急小口資金など)を検討する

経済的に苦しい方や生活が苦しい方に対し、国は無利子・低利でお金を借りられる制度を設けています。

たとえば、収入が少ない世帯で急に生活が苦しくなったときに利用できる緊急小口資金、失業などで生活の維持が困難な方が生活を立て直すためのお金を借りられる総合支援資金などがあります。

さまざまな制度があるため、自分の状況に合った公的融資制度の利用を検討しましょう。

債務整理で借金問題を解決する

債務整理は、借金を大幅に減額するか免責にできる手続きの一つです。任意整理や自己破産などの種類があります。しかし、債務整理を行う場合、弁護士や司法書士に対して報酬の支払いが必要です。

数十万円程度の費用が発生するため、債務整理を検討する場合は、早めに専門家への相談を行いましょう。

専門家(弁護士・司法書士)へ無料相談する

債務整理を含めて専門家への相談を行う場合、初回の相談料は無料で利用できるケースがあります。無料相談であっても、今後の対策や債務整理の種類、手続き方法までアドバイスを受けることが可能です。

借金の解決手段として債務整理を考えている方は、まずは無料相談を利用してみましょう。

中小消費者金融の延滞に関するよくある質問

中小消費者金融の延滞に関するよくある質問についてみていきましょう。

携帯料金の延滞も審査に影響しますか?

携帯電話の料金を延滞した場合、信用情報機関に登録されるリスクがあります。信用情報機関に登録されるとローン契約を結ぶことができず、家族がローンを組む際の保証人にもなれません。そのため、携帯料金を延滞しないように注意しましょう。

過去に自己破産していても相談可能ですか?

自己破産を行った場合、信用情報機関に5~7年情報が登録されます。この期間は新たな借入が行えません。しかし、過去に自己破産していても、相談は可能です。自己破産してから年数が経っていて借入を考えている方は、中小消費者金融に相談してみましょう。

総量規制を超えていても借りられますか?

大手・中小も関係なく原則として総量規制を超える借入は行えません。総量規制の対象外になるケースとしては、住宅ローン・自動車ローン・配偶者貸付・緊急医療費・葬儀費用などがあります。

しかし、基本的には総量規制の範囲内での融資となることは把握しておきましょう。

安易な借入は危険!まずは生活再建を考えよう

支払いを延滞している場合でも、中小消費者金融から借入を行える場合があります。しかし、延滞期間が90日を超えている場合、現在の収入が安定していない場合には審査の通過は困難です。

延滞中は安易に借入を行うのではなく、借入以外の金策や債務整理を検討するなど生活再建を考えましょう。

ニチデン スタッフ

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