子育て中のレジャー費用はどのぐらい?費用の平均額と節約術をご紹介
家族で旅行などのレジャーを楽しみたいと検討するケースは多いでしょう。しかし、レジャー費として使用できる費用がわからなければ、家計の圧迫につながることもあります。
今回は、子育て世代のレジャー費用に触れたうえで、レジャー費の節約術についてみていきましょう。
レジャー費用はどのぐらいかける?子育て中にかかるレジャー費用
「総務省統計局 家計調査報告」(2020年)のデータを元に子育て世代である30代、40代の二人以上世帯の年間レジャー費用を試算しました。
・30~40代の子育て世代のレジャー費(※1)年間平均額
項目 | 30代 | 40代 |
宿泊料 | 12,904円 | 15,475円 |
パック旅行費 | 8,201円 | 12,494円 |
入場・観覧・ゲーム代 | 20,383円 | 20,281円 |
合計 | 41,488円 | 48,250円 |
総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2020年より作成
※1 宿泊料、パック旅行費、入場・観戦・ゲーム代をレジャー費として算出(交通費を含んでいない)
二人以上世帯のレジャー費用の年間平均額を試算すると、30代の平均は約4万円、40代は約5万円です。1カ月あたりの平均額は約3,400~約4,000円であるため、さほど負担になる数字とは想定できないかもしれません。
しかし、移動する際の交通費やガソリン代、外食費用などは含まれていないため、実際はこの金額よりも高額となる点に注意が必要です。
年収からみる子育て世代のレジャー費用比較

年収ごとのレジャー費用についてみていきましょう。
・世帯収入別レジャー費(※2)
450~500万円 | 750~800万円 | 900~1,000万円 | 1,250~1,500万円 | 1,500万円以上 | |
宿泊料 | 7,396円 | 9,617円 | 20,177円 | 29,854円 | 54,703円 |
パック旅行費 | 5,320円 | 8,344円 | 10,551円 | 20,394円 | 35,999円 |
入場・観覧・ゲーム代 | 10,822円 | 22,835円 | 27,279円 | 38,199円 | 61,957円 |
合計 | 23,538円 | 40,796円 | 58,007円 | 88,447円 | 152,659円 |
総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2020年より作成
※2宿泊料、パック旅行費、入場・観戦・ゲーム代をレジャー費として算出(交通費は含んでいない)
年収が高くなるにつれて、レジャー費用が上昇しています。年収によっては数倍以上も異なることから、年収とレジャー費用は相関関係があるといえるでしょう。
統計上での数字ではあるものの、平均値と家庭のレジャー費の割合を比較することで、家計の状況把握や年収に対して使いすぎていないかが判断可能です。
子育て中のレジャー費は節約できる?
レジャーというとお金がかかるイメージがあるものの、無料で遊べる施設を有効に活用することで、費用を抑えられます。
例えば、大きめの公園であれば、広場などにレジャーシートなどを敷いて、ご飯を持参すれば、親子でのピクニックを楽しめます。また、自治体が運営している児童館におもちゃや室内砂場などがあれば、飽きずに1日中楽しむことも可能です。
また、有料のレジャー施設に子どもを連れていきたいという場合は、クーポンサイトや公式HPなどで割引券を利用しましょう。
おでかけしたいけどお金がない時は…

出かけたいけれどお金がない場合には、次のようなポイントを意識しましょう。
・事前に計画し、レジャー費を貯金する
無計画にレジャーに出かけてしまうと、費用が多くかかってしまいます。出かける場合は、あらかじめ計画を立てて予算を決めておきましょう。
加えて、新幹線代などの移動費は早めに予約することで割引を受けられます。場所によっては移動費とホテル代がセットになったプランなどがあるため、有効に活用しつつ、レジャー費を貯めましょう。
・日帰りレジャーを満喫する
お金がない場合に、親子で新幹線や飛行機で遠方に出かけるのは困難です。このような場合には、日帰りできるレジャースポットが向いています。地元の観光地や水族館、遊園地などを利用しましょう。
近郊の施設を利用することで移動費や宿泊費がかからないため、レジャー費を抑えることが可能です。
・妥協したくない方は、ローンもおすすめ
家族で行くレジャーで妥協したくない方は、ローンの利用もおすすめです。旅行を始めとしたレジャー費に関しては、ある程度まとまった金額が必要となります。ただし、返済が必要になるため、お金を過分に借り入れるのは避けましょう。
まとめ
子育て中のレジャー費用に関しては、年代や年収ごとに違いはあるものの、ある程度の費用がかかります。そのため、自分達の家庭のレジャー費を把握することが大切です。金額によっては、無料の施設や日帰りできる施設に出かけるなど費用を節約しましょう。
しかし、子どもと一緒に旅行などのレジャー費用を気にせずに楽しみたい場合には、返済計画などを立てたうえでのローンの利用もおすすめです。