住宅ローンのボーナス払いとは!特徴や返済困難な時の対処方法も解説

住宅ローンは毎月一定額を支払うイメージを持たれている方が多いものの、ボーナス払いを併用することも可能です。しかし、併用払いは毎月の返済額を減少できるメリットがある一方、支給されないと返済が困難になるケースも想定されるでしょう。今回は住宅ローンのボーナス払いの仕組みや特徴、返済が難しい場合の対処方法についてみていきます。

住宅ローンのボーナス払いの仕組みとは

住宅ローンのボーナス払いは、ボーナス支給時に多く返済を行うことにより、月々の返済額を減少させるものです。そのため、ボーナス払いを検討している方もいるでしょう。

しかし、仕組みについて理解したうえで利用しなければ、返済が厳しくなるだけでなく、場合によっては返済できない状況に陥る可能性もあるため、注意が必要です。そのため、仕組みを理解して返済を計画的に行えるかどうかを十分に考慮してから利用することが重要です。

・返済方法

毎月返済はお金を借りた金融機関に対して、毎月の返済日を決め、月に一回ごと(年12回)返済を行っていく方法です。ボーナス払いは、毎月返済との併用となり、年2回6カ月ごとにまとまった金額を支払っていきます。

・返済時の金額

返済時の金額はお金を借りた金融機関によって異なるものの、一般的に契約した金額の40%~50%程度はボーナスでの返済が可能です。

住宅ローンのボーナス払いの特徴

ボーナス払いを利用すると、毎月の返済額を減少させることができます。しかし、支払いまでの期間が空くため、利息が多くかかることから、返済総額が増えてしまうケースも想定しておきましょう。また、ボーナス返済の1回あたりの返済額は、決定後に原則変更できないといった特徴があります。

20年や30年といった長期的な契約になることを見越したうえで、問題なく返済できるかどうかを判断しましょう。

・月々の負担を軽くできる

ボーナス払いを併用する場合、毎月の返済額が減少します。年12回の返済に加えて、他の月よりも多くボーナス時に返済額を増やすことで、月々に返済する金額を抑えることが可能です。

・利子が増加する

ボーナス払いを行う場合、月々の返済額を抑えることができるものの、毎月返済のみの場合に比べると、お金の支払いが遅れます。支払いまでの期間が空いてしまうため、利息が若干多く掛かり、全体の返済総額が高くなります。

利息を少しでも抑えたい場合は、毎月の返済額が高くなるものの、毎月返済のみで支払いを行いましょう。

・ボーナスは支給されない場合もある

ボーナス返済での1回あたりの返済額は契約時に決定し、原則変更できません。そのため、会社の業績悪化などでボーナスの支給がない場合、返済に必要な金額を別の手段で用意する必要があります。

住宅ローンは20年、30年という長期契約になるため、まとまった金額の返済が必要なボーナス払いによるリスクを理解しながら、利用するかどうかを検討しましょう。

住宅ローンのボーナス払いのデメリット

ボーナス払いのデメリットは、返済が困難になるリスクがあることです。さらに詳しくみていきましょう。

・ボーナスが使えない

ボーナス払いを利用すると、月々に使用できるお金が増えます。しかし、ボーナス時には大きな金額を支払う必要があるため、住宅ローンの他にも大きな出費を控えている場合、計画的な貯蓄が必要です。このような場合では、毎月のローン負担が減少するメリットがなくなるため注意しましょう。

・ボーナスが出ない時はリスクが大きい

ボーナス払いは、勤務している企業などからボーナスが支給されることで利用できます。公務員などであれば、ボーナスは安定的に支給されるものの、一般企業の場合は支払われないケースもあるため注意が必要です。

一般企業では、景気の変動や会社の業績低下などの影響により、ボーナスの減額や不支給といったリスクがあります。ボーナスが出ない場合は、それ以外のお金で返済しなければならない点は把握しておきましょう。

住宅ローンのボーナス返済が難しい時の対処方法

ボーナス払いを問題なく行っていたとしても、病気や事故などによる突発的な出費、子どもの進学に伴う入学金などで出費がかさむ場合、返済が難しくなることがあります。

また、ボーナスが支給されなくなった場合は、重い負担が家計にのしかかるだけでなく、場合によっては返済できずにマイホームを手放す事態に発展することも珍しくありません。返済が難しい場合には、他の金融機関への借り換えや返済方法の切り替えなどを行いましょう。

・他の金融機関への借り換えを行う

ボーナス返済が困難な場合、返済額を減らせる可能性がある住宅ローンの借り換えも検討しましょう。金利の低い住宅ローンに切り替えれば、毎月の返済額や総返済額の減少につながり、返済方法の変更も可能です。

ただし、借り換えには諸費用が必要となるため、場合によっては借り換えを行っても総返済額が下がらないケースもあります。

また、借り換え時にも審査を受けることになり、担保となる住宅の価値が購入時と比べて変動する、転職などにより収入が変動した場合には審査に通らないことも想定できます。現在の住宅ローンの審査を受けた後に、自動車ローンなど新たに借入を行っている場合は、借入額が減少する場合があることは把握しておきましょう。

・返済方法の切り替えを行う

住宅ローンのボーナス返済が厳しい場合、借入を行っている金融機関に相談・申請を行うことで、毎月返済のみに切り替えられる場合もあります。金融機関によっては、一定の手数料が必要であるものの、ボーナス返済が困難な場合は相談してみましょう。

しかし、相談や申請を行ったとしても返済方法の変更が認められなかった場合には、他の金融機関への借り換えを検討しましょう。

まとめ

住宅ローンのボーナス払いには、毎月の返済額を減らす効果があり、安定して支給される人にはメリットのある支払い方法です。

しかし、その一方で、利息が高くなるなどのデメリットがあります。そのため、利用する場合には、こうしたデメリットを把握したうえで、事前に返済計画を立てておくことをおすすめします。返済が難しい場合には、金利や条件などを確認しつつ、他の金融機関への借り換えなどを行いましょう。